ランプの湯

結婚記念日に軽井沢旅行に行った。ホテルのレストランから見えた浅間山。そこには標高2000メートルのランプの宿の秘湯がある。そこで僕は日々の疲れを癒すことができた。そんな心のオアシスの様なブログになればと思い書いている。だが、気がつけばおっさんの雑記ブログになっていた。

the 3rd Burger (気ままなグルメ記編)

 

 

「今日は久しぶりにサイクリング行くか」と外の天気を確認しつぶやく僕。出かけなきゃとは思ってはいたが朝一で待っていた本が届き、僕の足を止めた。楽天ダンボール箱を開け中からおもむろに取り出す。届きたてピッカピカの本を手に読書モードに入る。

朝一の僕のつぶやきを聞き漏らさずにいた奥様はいち早く身支度を整えて洗面所から出てきた。その姿が目に入った瞬間、僕は読書モードからサイクリングモードにシフトチェンジ。

言い出した事を少し後悔しつつも渋々サイクリングに出かけた。何故僕がここまで後悔したかと言うとサイクリングだけでは済まないからだ。行く場所は吉祥寺。

そこでウチの奥様が買い物をしないはずがない。僕の中の読書ブームで読んだ財テク本の中にあった「勤労」と「倹約」というワードが僕の頭に浮かぶ。とくに「倹約」の二文字が刺さっていて、休みのたび買い物を楽しむ事に嫌悪感を抱き始めたのだ。

道中僕はやれ浪費だの無駄だのと講釈を述べながら自転車をこいでいた。妻は静かに聞いていた。がしかし、ちょうど多摩川上水道に入った辺りから反撃に出てきた。

私が買っている食材のほとんどは僕の胃袋が消費している事、自分が買いたい物ではなく家に必要な物を買っている事、など、それまでの静かさが嘘かのようにまくしたててきた。

その時、急に下腹部に違和感を感じた僕は、奥様を抜き去り自慢の脚力で引き離しにかかった。話しを遮る事に成功した僕を待っていたのは更なる悲劇だった。急に勢い良く走ったことで、代謝が良くなったからなのか更に下腹部が痛くなってきたのだ。それに追い討ちをかけるが如く多摩川上水道のでこぼこ道が、僕の下腹部を刺激する。

僕が今どう言う状態か、感のいい人でなくてもわかるはずだ。そう、もうそこまでウン○が出かけている。奥様の反撃と多摩川上水のでこぼこ道のダブルパンチでKO寸前においこまれた。なんとか冷静さを保たせながらトイレを探す僕。井の頭公園の少し手前で僕は天国に行き着いた。下着が少し汚れた程度で済んだ僕はそそくさとトイレを後にし吉祥寺の町へと消えた。

そしていつものコースで丸井に着き入店するとそこには炭焼きハンバーグのいい匂いが漂っている。匂いのする方に目をむけるとそこはハンバーガーショップがあった。

耳を澄ませばジュージューと肉を焼く音まで聞こえてくる。看板を見ると「the 3rd Burger」と書いてある。値段を見ると一個180円〜とかなりお買い得。

サイクリングの後という事もあり腹も減っていたので食べてみることにした。

普通のハンバーガーとチキングリルハンバーガーを注文しテラス席で食べた。「美味い」「美味い」僕は5回は連呼したと思う。この店のコンセプトはお店で全部作っている事らしい。バンズもパテもだ。そりゃ美味い訳だと納得した。

値段も180円と安く、ある意味、期待を裏切る美味さがこのハンバーガーにはある。そしてジュージューと音を立てて、いい匂いを店頭に充満させている。正直これは吉祥寺サイクリングのヘビロテコースに決定だ。

 

あぁまた食べたい‼︎

 

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