ゆるキャン シーズン1レビュー
キャンプっていいものですね。
日常を離れて最小限の荷物を持ち自然に身を委ねる。快適で便利な生活を離れて敢えて不便な環境に身を置く行為が何でこんなに楽しいのでしょうか?
今はコロナ禍で3密を避けなければならない状況下ですので特にキャンプの良さが広く支持されていると思います。
私も漏れなくキャンプ好きなひとりな訳ですが、そんな私がオススメするのがゆるキャンです。
女子高生達によるキャンプアニメなのですが侮ることなかれ、見れば分かると思いますが、キャンプ好きなら子供から大人まで老若男女問わず楽しめる内容になっています。
私自身、子供を持つ親として、ひとりのキャンプ好きなおじさんとして充分に楽しめました。
その感想をキャンプ場、キャンプ飯の2つにフォーカスし駆け足でご紹介します。
舞台は富士山が近い山梨県。
メインキャストは本栖高校に通う女子高生野外活動サークル(以降野クル)メンバーと文学ソロキャンパー志麻リン。
まず、第一話で登場するのが洪庵キャンプ場。
本栖湖の湖畔にあるこのキャンプ場は千円札の裏側の風景が見れる事で有名なキャンプ場です。今すぐ千円札を手に取り裏側を確認して、その景色を前にキャンプする自分の姿を想像してみて下さい。このキャンプ場に行きたくなるはずです。
リンとなでしこはここで初めて出会います。
迷子になったなでしこに、心優しいリンは夕飯を振る舞います。それがカップヌードルのカレー麺。設定では11月なので夜は寒い。この一杯のカップラーメンの美味しさは格別である事間違いなしです。
又アウトドアで食べるカップラーメンは3倍増しで美味いと言われますがこれは本当です。大空の下、日の光を浴びながら食事をする事が体にいいのですね。キャンプに行く際は必ず一押しのカップラーメンを持参する事をオススメします。
第二話三話で登場するキャンプ場がふもとっぱらキャンプ場。ここはまさに名前の通り富士山のふもとに広がる裾野がキャンプ場になっています。富士山を目の前で拝める壮大な景色と開放感で大人気のキャンプ場となっています。
リンはここでも又ソロキャンをします。なでしこはリンのまぶだちの恵那からリンの居所を聞きここで合流します。
前回カレー麺を食べさせてもらったなでしこがお礼の意味も込めて坦々餃子鍋を振る舞います。
キャンプと言えば個人的にはBBQのイメージが強いのですが季節が冬のゆるキャンでは鍋が多く出て来ます。
外で食べる鍋は寒さをダイレクトに肌で感じながら食べるのでおいしさが何倍にもなり最高です。又蓋を開けた時の湯気やグツグツと煮立つ汁も体を温めてくれます。
リンはこの回で冬キャンプの良さをこう言っています。虫がいない、汗かかない、他のキャンパーがいなくて静か、焚き火と温泉が気持ちいい、景色が遠くまで綺麗に見える、汁物がうまい。鍋は冬キャンプには必須と言えますね。個人的にもかなり共感できました。
第四話で登場するのがパインウッドキャンプ場です。山梨県にあるこのキャンプ場は丘の上にあり市街地を見下ろす景色はまさに絶景です。私がこのキャンプ場をしったのはおじさんYOU TUBERがここでのキャンプ動画をあげていて知ったのですが、朝なその景色をバックに料理をしてるところが本当にかっこよくて絶対に行きたいキャンプ場のひとつでもあります。
キャンプの魅力を知ったなでしこは野クルには入り、早々メンバーである大垣千明と犬山あおいとここでキャンプをします。
最後は、クリキャンの舞台となった富士山YMCAキャンプ場。ここは1.富士山が見えて、2.温泉が近く、3.芝生と言う野クルの要望を兼ね備えたキャンプ場になります。その3つを希望する人は利用する価値はありそうですね。
顧問も出来、部員も4人になりサークルから部活に昇格した野クル。登場人物がやっと全員揃う事が出来た記念すべきキャンプになります。登場人物全員でやるキャンプはこの最終話が最初で最後だったので、とても感動的です。特に頑固だったソロキャンパーリンが次第に野クルに心を開いて行く様子は娘が成長していく姿を見ているようで非常に良かったです。ただ、客観的に見て、おじさんがゆるキャンを夢中になって見ていると危ないオッサンだと思われがちなので注意が必要です。
如何でしたか?
かなり駆け足で途中を端折ってご紹介して来たので全てを伝えることは出来ませんが、少しでも興味が湧いた方は是非ゆるキャンを見ていただきたいと思います。キャンプをする方、やってみたい方、おうち時間の暇つぶしにでも楽しめる内容になっていると思います。
ゆるキャンオススメです。
キャンプっていいもんですね!